独立行政法人国立病院機構東京医療センター
一般には「国立病院機構 東京医療センター」として案内されています
国に届け出ている再生医療等の内容(厚生労働省の公表情報より)
15点 / 100
公式サイトを確認して採点しました
2026年8月17日時点の公式サイトの記載をもとに、18項目を確認しています。 点数は公開されている情報の量を測ったもので、治療の効果や医師の技量とは関係ありません。
総合病院で受ける意味と、料金が書かれていないことの両方を押さえてください この病院のページで参考になるのは2点です。1つ目は、幹細胞治療(培養幹細胞療法)を「人工関節手術を受ける前の患者さん」への選択肢として位置づけ、保険診療(Coolief疼痛管理高周波システム)と自費医療を括弧で書き分けている点です。まず保険で何ができるかが見えます。2つ目は、合併症が起きたときの体制を「整形外科単科病院ではないので、他科との迅速な連携によって周術期管理が安心・安全に行われる」と書いている点です。脂肪を採る処置や関節への注射でまれに起こる感染などを考えると、他科がそろっている病院で受ける意味はここにあります。一方で、当サイトが確認したページには幹細胞治療の料金、国に届け出た提供計画の番号、投与する細胞数、培養の委託先、起こりうる副作用、受けられない条件のいずれも書かれていませんでした。自費診療なので金額は必ず外来で確認してください。なお当サイトの調査では、大学病院や公的病院にも幹細胞治療の届出が複数あり(変形性関節症、瘢痕、胸部軟部組織、動脈硬化症、乳房再建など)、いずれも自由診療のクリニックとは書き方が大きく違います。近くにこうした病院があるなら、選択肢として調べてみる価値があります。
国立病院機構の病院に「人工関節・再生医療センター」があり、幹細胞治療を手術前の選択肢として位置づけています。手術実績も年次で公開しています。
- 幹細胞治療
- PRP療法
- 局所注射
このクリニックの特徴
公式サイトに書かれている内容から、判断材料になる点を抜き出しました。 当サイトの評価や感想ではなく、確認できた事実だけを載せています。
- 幹細胞治療を手術の前段階の選択肢として位置づけ、保険診療と自費診療を並べて書いています。「人工関節手術を受ける前の患者さんに対して自己多血小板血漿(PRP)や培養幹細胞療法 (自費医療)さらに Coolief疼痛管理高周波システム(保険診療)も導入し、手術以外の選択肢が提供されています」。どれが自費でどれが保険かを括弧で示している書き方です
- 総合病院であることの意味を、合併症が起きたときの体制として説明しています。「当センターは整形外科単科病院の人工関節・再生医療センターではないので、重度の合併症を有する症例や術中・術後の合併症が生じた症例に対しても他科との迅速な連携によって周術期管理が安心・安全に行われるのが一番の特徴です」。再生医療専門クリニックとの違いをこの観点で書いている例は当サイトが確認した541院でも少数です
- 手術実績を年次で公開しています。人工股関節置換術は2021年192件→2022年246件→2023年309件→2024年300件、人工膝関節置換術は2021年31件→2024年125件、膝の関節鏡手術(ACL/PCL/半月板)は2024年83件、脛骨骨切りは2024年10件。「特に人工股関節手術はわが国有数の手術件数を誇り」とも記載
- 医師5名の情報を細かく公開しています。人工関節・再生医療センター長の藤田貴也医師は1995年慶應義塾大学医学部卒業、資格9件(日本専門医機構認定整形外科専門医、日本股関節学会・日本人工関節学会評議員、人工関節認定医、日本抗加齢医学会認定医など)、専門分野に「再生医療」を明記。副センター長の佐々木遼医師も専門分野に膝関節と再生医療を挙げています。全員の卒業年と資格が並んでいます
- 外来担当医表を曜日・診察室つきで公開(診察室3の午前、月・水は佐々木医師=膝関節、火は藤田医師=股関節)。センターは2013年10月1日に開設と記載
- 手術の中身まで書いています。筋腱を温存した最小侵襲手技、トラネキサム酸の術前静脈内投与と関節内投与により「出血量は平均110mlで少ない時は100ml以下」、ドレーン留置なし、術前の自己血貯血なし、術後の同種輸血なし。2023年から人工関節支援ロボット(MAKO)を導入
- 人工膝関節では全置換術(TKA)だけでなく片側置換術(UKA)も積極的に適応すると書き、「UKAは侵襲が少ないので術後の疼痛が少なく、患者満足度が高い傾向にあります」と使い分けを説明しています
- 遠方からの紹介患者について「目黒区・世田谷区だけでなく、青森・秋田・岩手・福島・静岡・山梨・千葉・茨城・埼玉・新潟・長野・岐阜など遠方からの紹介患者も多数引き受けています」と記載。地域がん診療連携拠点病院で、日本医療機能評価機構の認定病院です
- 厚生労働省の一覧での届出は「変形性関節症に対する自家脂肪組織由来幹細胞(Adipose-derived mesenchymal Stem Cell:ASC)の関節内注入療法」です
- 幹細胞治療の料金、計画番号、治療の流れと通院回数、投与する細胞数、培養の委託先と細胞培養加工施設の名称・番号、投与前の品質検査項目、起こりうる副作用、受けられない条件は、当サイトが確認したページでは見つけられませんでした
料金(公式サイトの記載)
- 培養幹細胞療法
- 自費医療(金額の掲載は確認できませんでした)
- 自己多血小板血漿(PRP)
- 自費医療(金額の掲載は確認できませんでした)
- Coolief疼痛管理高周波システム
- 保険診療
自由診療のため保険適用外です。 2026年8月17日時点で公式サイトに記載されていた金額です。 改定されている場合があるため、必ず受診前に直接ご確認ください。 別途、検査費や薬剤費がかかる場合があります。
18項目の確認結果
全クリニックに同じ基準を当てはめています。 「−」は満たしていないという意味ではなく、公式サイトで確認できなかったという意味です。 基準の中身は採点の基準に全項目を公開しています。
安全性・法令体制2/38点
- 国に届け出た治療計画の番号を公開している :確認できず 10点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 細胞を育てる施設の番号を公開している :確認できず 6点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 細胞をどこで培養しているかを公開している :確認できず 6点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 院内の設備で細胞を培養している :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 受けられない場合の条件を公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 起こりうる副作用を具体的に公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 急変したときの連携先を公開している :公開あり 2点 「整形外科単科病院の人工関節・再生医療センターではないので、重度の合併症を有する症例や術中・術後の合併症が生じた症例に対しても他科との迅速な連携によって周術期管理が安心・安全に行われる」と院内他科の連携体制を明記
品質管理の開示0/19点
- 投与前の検査項目を公開している :確認できず 9点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 培養室の清潔さの基準を公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 細胞を冷凍保存するかどうかを公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
情報の透明性8/30点
- 料金を公開している(総額がわかる) :確認できず 10点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 医師の経歴・所属を公開している :公開あり 4点 医師5名の資格・専門分野・卒業年・経歴を公開(センター長 藤田貴也医師は資格9件、専門分野に再生医療)
- 治療の流れと通院回数を公開している :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 治療の実績を公開している :公開あり 4点 人工股関節置換術2021年192件〜2024年300件、人工膝関節置換術2021年31件〜2024年125件などを年次で公開
- 治療費以外にかかる費用を公開している :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 効果の限界やエビデンスの弱さを自ら書いている :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
通いやすさ4/7点
- 最寄駅から徒歩5分以内 :公開あり 4点 東京都目黒区東が丘2-5-1(東急田園都市線「駒沢大学駅」からバス)
- オンラインで相談できる :確認できず 3点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
確認日:2026年8月17日/確認先: https://tokyo-mc.hosp.go.jp/section/artificial_joint_center.html (公式サイト)。当サイトは広告掲載を受けていないため、掲載順や点数が金銭で変わることはありません。
届出の内容
| 医療機関名 | 独立行政法人国立病院機構東京医療センター |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 目黒区東が丘2-5-1 |
| 管理者 | 小林 佳郎 |
| 届出の区分 | 第2種 |
| 届け出ている治療 | 1件 |
届け出ている治療(1件)
国に提出された計画に記載されている治療名です。 ここに載っていない治療を受けられないという意味ではありません (培養上清液のように、そもそも届出の対象外となる治療があります)。
- 変形性関節症に対する自家脂肪組織由来幹細胞(Adipose-derived mesenchymal Stem Cell:ASC)の関節内注入療法
審査した委員会
再生医療等の提供計画は、医療機関から独立した認定再生医療等委員会の審査を受けたうえで 国に届け出られます。審査を担当した委員会は次のとおりです。
- 日本肌再生医学会特定認定再生医療等委員会
この情報でわかること・わからないこと
| わかること | わからないこと |
|---|---|
|
国に届出をしたうえで再生医療等を提供していること。 どの区分の、どういう名称の治療を届け出ているか。 誰が管理者か、どの委員会が審査したか。 |
治療の効果や成功率。 費用、通院回数、細胞をどこで培養しているか。 医師の経験や、実際の説明の丁寧さ。 |
届出があることは「安全である」ことの証明ではありません。 手続きを踏んでいるという事実にとどまります。実際に検討するときは、 クリニックの選び方と 細胞をどこで培養しているかもあわせてご覧ください。
出典
厚生労働省 再生医療等提供機関一覧(治療)(厚生労働省) を2026-08-14に取得したものです。 届出内容はその後に変更されている場合があります。最新の情報は厚生労働省の一覧、 または各医療機関に直接ご確認ください。