東京都

北里大学北里研究所病院

国に届け出ている再生医療等の内容(厚生労働省の公表情報より)

33点 / 100

公式サイトを確認して採点しました

2026年8月17日時点の公式サイトの記載をもとに、18項目を確認しています。 点数は公開されている情報の量を測ったもので、治療の効果や医師の技量とは関係ありません。

  • 安全性・法令体制5/38
  • 品質管理の開示0/19
  • 情報の透明性22/30
  • 通いやすさ4/7

総額と副作用が書かれた大学病院の例として、他院を測る物差しになります この病院のページは、自由診療の幹細胞治療について、総額(1クール合計3,250,500円)と副作用(採取時の内出血・腫脹・術後感染・術後痕跡・注射部位の痛み、投与時の注射部位の痛み・アレルギー反応・肺塞栓)の両方を書いています。当サイトが確認した553院では、金額を書く院は多くても、そこに肺塞栓まで併記する例は限られます。大学病院がこの2つを並べているという事実は、他院の説明を読むときの物差しとして使えます。「総額はいくらか」「投与で起こりうることは何か」がどちらも書かれていない院があれば、その差を意識してください。一方でこのページにも足りないものがあります。国に届け出た提供計画の番号、培養の委託先(会社名と施設番号)、投与する細胞数、投与前の品質検査の項目、受けられない条件です。動脈硬化そのものは保険診療で行うことが多い病気(血圧・脂質・血糖の管理、禁煙、運動、必要に応じた血行再建)なので、まずかかりつけの内科や循環器内科で現在の治療を確認したうえで、外来で相談してください。

動脈硬化に対する幹細胞治療を、1クール合計3,250,500円と総額まで示して公開しています。副作用に肺塞栓も明記した大学病院です。

  • 幹細胞治療
  • 点滴

このクリニックの特徴

公式サイトに書かれている内容から、判断材料になる点を抜き出しました。 当サイトの評価や感想ではなく、確認できた事実だけを載せています。

  • 料金を工程別に出したうえで合計まで書いています。初診料(カウンセリング)5,500円、血液検査等22,000円、治療費(脂肪採取から投与まで)1,793,000円、2回目の治療費(投与)1,430,000円、そして「1クール合計 3,250,500円」(すべて税込)。1クールの合計額を自分で計算しなくてよい形で示している院は、当サイトが確認した553院でも多くありません
  • 副作用を工程で分けて明記しています。「脂肪採取の場合:内出血、腫脹、術後感染、術後痕跡、注射部位の痛みなどを伴う場合があります」「幹細胞投与の場合:注射部位の痛み、アレルギー反応、肺塞栓などを伴う場合があります」。大学病院が幹細胞の点滴について肺塞栓を明記している点は、他院の説明を読むときの基準になります
  • 治療の流れを5段階で公開。①初診・診察(適応の判断と感染症血液検査。必須項目はHBV/HCV/HTLV-1/HIV/梅毒)②幹細胞の採取(皮下の脂肪組織から、短時間で済む低侵襲な処置)③幹細胞の加工・培養(専門の施設で数週間)④点滴で投与 ⑤経過観察・フォローアップ
  • 掲載料金が日本在住者向けであることと、海外の患者の窓口を実名で書いています。「※以下の料金は日本在住で通訳不要な方が本治療を行う際の料金です」「海外の患者さまで、上記、診療を希望される方につきましては、原則として鋭正国際コーディネート株式会社を介して手続きを行っていただくことになります。料金は鋭正国際コーディネート株式会社から提示される別料金となりますので、直接コーディネート株式会社へお問い合わせください」。当サイトが確認した553院で患者の属性により料金体系が変わることを明示した院は3例目で、窓口となる会社名まで出しているのはここだけでした
  • 位置づけを控えめに書いています。「動脈硬化によってダメージを受けた血管内皮の機能回復や、血流の改善が期待されており、従来の治療では効果が限られていた患者さんにも新たな選択肢となります」「治療は医師の診断に基づき、安全性と効果を考慮した上で実施されます」
  • 一般・消化器外科の中に位置づけられており、専門外来の一覧にも「再生医療」が並んでいます。総合内科・循環器内科・腎臓高血圧内科・内分泌代謝内科など、動脈硬化に関わる診療科がそろった病院です
  • 病院指標・臨床指標・患者満足度調査結果を公開しています
  • 計画番号、培養の委託先と細胞培養加工施設の名称・番号、投与する細胞数、投与前の品質検査項目、受けられない条件は、当サイトが確認したページでは見つけられませんでした

料金(公式サイトの記載)

1クール合計
3,250,500円
治療費(脂肪採取から投与まで)
1,793,000円
2回目 治療費(投与)
1,430,000円
初診料(カウンセリング)/血液検査等
5,500円/22,000円
海外の患者
コーディネート会社から提示される別料金

自由診療のため保険適用外です。 2026年8月17日時点で公式サイトに記載されていた金額です。 改定されている場合があるため、必ず受診前に直接ご確認ください。 別途、検査費や薬剤費がかかる場合があります。

18項目の確認結果

全クリニックに同じ基準を当てはめています。 「−」は満たしていないという意味ではなく、公式サイトで確認できなかったという意味です。 基準の中身は採点の基準に全項目を公開しています。

安全性・法令体制5/38点

  • 国に届け出た治療計画の番号を公開している :確認できず 10点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 細胞を育てる施設の番号を公開している :確認できず 6点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 細胞をどこで培養しているかを公開している :確認できず 6点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 院内の設備で細胞を培養している :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 受けられない場合の条件を公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 起こりうる副作用を具体的に公開している :公開あり 5点 「脂肪採取の場合:内出血、腫脹、術後感染、術後痕跡、注射部位の痛み」「幹細胞投与の場合:注射部位の痛み、アレルギー反応、肺塞栓」と工程別に明記
  • 急変したときの連携先を公開している :確認できず 2点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした

品質管理の開示0/19点

  • 投与前の検査項目を公開している :確認できず 9点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 培養室の清潔さの基準を公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 細胞を冷凍保存するかどうかを公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした

情報の透明性22/30点

  • 料金を公開している(総額がわかる) :公開あり 10点 初診料・血液検査・治療費・2回目治療費を工程別に公開し、1クール合計3,250,500円も明記
  • 医師の経歴・所属を公開している :公開あり 4点 一般・消化器外科の診療として案内し、診療科・部門一覧とスタッフ情報を公開
  • 治療の流れと通院回数を公開している :公開あり 4点 初診・診察(感染症血液検査:HBV/HCV/HTLV-1/HIV/梅毒)→脂肪組織から採取→専門施設で数週間培養→点滴で投与→経過観察の5段階
  • 治療の実績を公開している :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
  • 治療費以外にかかる費用を公開している :公開あり 4点 初診料5,500円と血液検査等22,000円を治療費と分けて明記し、海外の患者は別料金になることも記載
  • 効果の限界やエビデンスの弱さを自ら書いている :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした

通いやすさ4/7点

  • 最寄駅から徒歩5分以内 :公開あり 4点 東京都港区白金5-9-1(東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪駅」から徒歩圏)
  • オンラインで相談できる :確認できず 3点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした

確認日:2026年8月17日/確認先: https://www.kitasato-u.ac.jp/hokken-hp/visitor/section/shinryo/surgery/surgery_admsc/index.html (公式サイト)。当サイトは広告掲載を受けていないため、掲載順や点数が金銭で変わることはありません。

届出の内容

医療機関名北里大学北里研究所病院
所在地東京都 港区白金五丁目9番1号
管理者金子 博徳
届出の区分第2種
届け出ている治療1件

届け出ている治療(1件)

国に提出された計画に記載されている治療名です。 ここに載っていない治療を受けられないという意味ではありません (培養上清液のように、そもそも届出の対象外となる治療があります)。

  1. 自己脂肪由来間葉系幹細胞を用いた動脈硬化症に対する治療

審査した委員会

再生医療等の提供計画は、医療機関から独立した認定再生医療等委員会の審査を受けたうえで 国に届け出られます。審査を担当した委員会は次のとおりです。

  • 日本医理工連携 特定認定再生医療等委員会

この情報でわかること・わからないこと

わかることわからないこと
国に届出をしたうえで再生医療等を提供していること。
どの区分の、どういう名称の治療を届け出ているか。
誰が管理者か、どの委員会が審査したか。
治療の効果や成功率。
費用、通院回数、細胞をどこで培養しているか。
医師の経験や、実際の説明の丁寧さ。

届出があることは「安全である」ことの証明ではありません。 手続きを踏んでいるという事実にとどまります。実際に検討するときは、 クリニックの選び方細胞をどこで培養しているかもあわせてご覧ください。

出典

厚生労働省 再生医療等提供機関一覧(治療)(厚生労働省) を2026-08-14に取得したものです。 届出内容はその後に変更されている場合があります。最新の情報は厚生労働省の一覧、 または各医療機関に直接ご確認ください。