医療法人社団敬生会 西北クリニック
一般には「西北クリニック」として案内されています
国に届け出ている再生医療等の内容(厚生労働省の公表情報より)
25点 / 100
公式サイトを確認して採点しました
2026年8月17日時点の公式サイトの記載をもとに、19項目を確認しています。 点数は公開されている情報の量を測ったもので、治療の効果や医師の技量とは関係ありません。
カテーテルを肺動脈まで入れて培養上清液を入れる方法には、独自のリスクがあります 「スワンガンツカテーテルを用いた肺動脈経由の投与」は、上腕または首の静脈から心臓の先(肺動脈)までカテーテルを進める手技です。サイトにも「不整脈等の合併症が発生する可能性があります」と書かれていますが、この手技は本来、重症の心疾患の患者さんの状態を測るために使うもので、通常の点滴よりも体への負担が大きく、まれに重い合併症(不整脈、肺動脈の損傷、感染)が起こります。培養上清液は医薬品としての承認を受けておらず、この投与経路で効果が高まると確かめられた報告もありません。「末梢からの投与と比べ……薬効を素早く全身に運ぶことができる」という説明は理屈の話で、効果が実際に大きいことを示したデータは示されていません。自院の研究をjRCTに登録し、論文が審査中であることまで書いている点は、当サイトが確認した中でも数少ない誠実な姿勢です。だからこそ、この投与方法を選ぶ必要が本当にあるのかは、担当医に率直に聞いてください。
自院の臨床研究をjRCT(国の臨床研究データベース)に登録し、論文が審査中であることまで書いています。投与方法ごとにリスクと料金も公開。
- 幹細胞治療
- 培養上清液
- 点滴
このクリニックの特徴
公式サイトに書かれている内容から、判断材料になる点を抜き出しました。 当サイトの評価や感想ではなく、確認できた事実だけを載せています。
- 自院の研究を国のデータベースに登録していることを明記。「当院の稲見医師は、培養上清について安全性および効果の持続性の観察を行い、従来の治療法と比較するため厚生労働省が新設した臨床研究データベース『JRCT【Japan Registry of Clinical Trials】』へ研究の登録・公表もしております」。参照先として臨床研究等提出・公開システム(niph.go.jp)の2件(全身倦怠感/肺疾患)を挙げている
- 論文が査読中であることを自ら明記。「現在審査中の論文題名」として2件の英文タイトルを掲載(「Human-derived mesenchymal stem cell-conditioned medium can be safely administered intravenously and may improve general malaise」「Safety assessment of multiple systemic doses of human mesenchymal stem cell-conditioned medium for various chronic diseases」)。「これらも英文化作成中であり、公開され次第当ホームページに掲載していきます」
- 投与方法ごとに「主なリスク・副作用」を書き分け。カテーテル投与は「カテーテル挿入に伴う痛み・腫れ・出血の可能性があります」「不整脈等の合併症が発生する可能性があります」、通常の点滴は「点滴の刺入部より血管に沿って発赤や疼痛が発生する可能性があります」「感染・静脈炎・血管外漏出等の合併症が発生する可能性があります」、持続注入ポンプは「自己抜去時や投与中に急激な負荷をかけた場合、薬液漏れやチューブが切断される可能性があります」
- 料金を投与方法と容量ごとに公開(すべて税込)。通常の点滴 30cc 264,000円/60cc 528,000円、入院での24時間点滴 30cc 319,000円/60cc 583,000円、スワンガンツカテーテルを用いた肺動脈経由 30cc 374,000円/60cc 638,000円
- 治療期間と回数を投与方法ごとに明記(いずれも「1〜3ヵ月 / 1〜3回」)
- 急変時の体制を明記。「救急対応可能な施設であることから投与後に副作用が見られた場合のバックアップ体制、投与後の入念な経過観察も行います」「当院が循環器内科かつ救急対応が可能なカテーテル専門のクリニックだからです」
- 改善が期待される症状を限定して列挙(慢性的に続く痛み・呼吸苦・倦怠感・アレルギー症状・アンチエイジング)
- 内科・循環器内科・眼科・消化器内科・在宅医療・心臓リハビリテーションを持つ有床のクリニック
- 幹細胞治療(細胞そのものを使う治療)の料金・工程、計画番号、上清液の製造元、細胞培養加工施設、培養室の清浄度、投与前の品質検査項目、受けられない具体的な条件は確認できませんでした
料金(公式サイトの記載)
- 培養上清液 点滴 30cc/60cc
- 264,000円/528,000円(税込)
- 入院での24時間点滴 30cc/60cc
- 319,000円/583,000円(税込)
- カテーテルを用いた肺動脈経由 30cc/60cc
- 374,000円/638,000円(税込)
- 治療期間・回数(いずれの方法も)
- 1〜3ヵ月/1〜3回
自由診療のため保険適用外です。 2026年8月17日時点で公式サイトに記載されていた金額です。 改定されている場合があるため、必ず受診前に直接ご確認ください。 別途、検査費や薬剤費がかかる場合があります。
19項目の確認結果
全クリニックに同じ基準を当てはめています。 「−」は満たしていないという意味ではなく、公式サイトで確認できなかったという意味です。 基準の中身は採点の基準に全項目を公開しています。
安全性・法令体制7/38点
- 国に届け出た治療計画の番号を公開している :確認できず 10点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 細胞を育てる施設の番号を公開している :確認できず 6点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 細胞をどこで培養しているかを公開している :確認できず 6点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 院内の設備で細胞を培養している :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 受けられない場合の条件を公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 起こりうる副作用を具体的に公開している :公開あり 5点 投与方法ごとに主なリスク・副作用を明記(不整脈等の合併症、感染・静脈炎・血管外漏出、薬液漏れなど)
- 急変したときの連携先を公開している :公開あり 2点 「救急対応可能な施設であることから投与後に副作用が見られた場合のバックアップ体制、投与後の入念な経過観察も行います」
品質管理の開示0/25点
- 投与前の検査項目を公開している :確認できず 9点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 培養室の清潔さの基準を公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 細胞を冷凍保存するかどうかを公開している :確認できず 5点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 上清液の製造元と検査体制を公開している :確認できず 6点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
情報の透明性18/30点
- 料金を公開している(総額がわかる) :公開あり 10点 投与方法・容量ごとに264,000〜638,000円(税込)を公開
- 医師の経歴・所属を公開している :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 治療の流れと通院回数を公開している :公開あり 4点 3つの投与方法それぞれの手順と、治療期間・回数(1〜3ヵ月/1〜3回)を明記
- 治療の実績を公開している :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 治療費以外にかかる費用を公開している :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- 効果の限界やエビデンスの弱さを自ら書いている :公開あり 4点 自院の研究をjRCTに登録・公表し、根拠とする論文が「現在審査中」であることを明記
通いやすさ0/7点
- 最寄駅から徒歩5分以内 :確認できず 4点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
- オンラインで相談できる :確認できず 3点 公式サイトで該当する記載を確認できませんでした
確認日:2026年8月17日/確認先: https://www.shhc.jp/647-2/ (公式サイト)。当サイトは広告掲載を受けていないため、掲載順や点数が金銭で変わることはありません。
届出の内容
| 医療機関名 | 医療法人社団敬生会 西北クリニック |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県 神戸市西区押部谷町高和字大坪775番 |
| 管理者 | 稲見 則仁 |
| 届出の区分 | 第2種 |
| 届け出ている治療 | 1件 |
届け出ている治療(1件)
国に提出された計画に記載されている治療名です。 ここに載っていない治療を受けられないという意味ではありません (培養上清液のように、そもそも届出の対象外となる治療があります)。
- 自己脂肪由来間葉系幹細胞を用いた慢性疼痛の治療
審査した委員会
再生医療等の提供計画は、医療機関から独立した認定再生医療等委員会の審査を受けたうえで 国に届け出られます。審査を担当した委員会は次のとおりです。
- 安全未来特定認定再生医療等委員会
この情報でわかること・わからないこと
| わかること | わからないこと |
|---|---|
|
国に届出をしたうえで再生医療等を提供していること。 どの区分の、どういう名称の治療を届け出ているか。 誰が管理者か、どの委員会が審査したか。 |
治療の効果や成功率。 費用、通院回数、細胞をどこで培養しているか。 医師の経験や、実際の説明の丁寧さ。 |
届出があることは「安全である」ことの証明ではありません。 手続きを踏んでいるという事実にとどまります。実際に検討するときは、 クリニックの選び方と 細胞をどこで培養しているかもあわせてご覧ください。
出典
厚生労働省 再生医療等提供機関一覧(治療)(厚生労働省) を2026-08-14に取得したものです。 届出内容はその後に変更されている場合があります。最新の情報は厚生労働省の一覧、 または各医療機関に直接ご確認ください。